本校教員が会員となっている海岸生物観察会があります。教員と生徒がともに活動する観察会で、毎年海岸の定点観察を行っています。担当者からの報告です。
海岸生物観察会に参加しました。4月26日は岬町の長崎海岸で行われた海岸生物の観察会に1年生8名、3年生1名が参加しました。5月31日は和歌山県加太の城ヶ崎海岸での観察会に2年生12名と既卒生1名が参加しました。
両海岸ともに大阪では少なくなった自然の海岸で、潮が引くにつれて、岩場が現れてくるとともに、取り残された磯の生物たちが観察できます。 大阪府内の高校からも数校参加があり、一般の方も含めると60名程度の参加されていたのではないでしょうか。
はじめに、主催の大阪市立自然史博物館の学芸員の方から説明を聞き、昼休みを挟んで3時間程度思い思いに生物を探し、ケースやバケツなどに集めて観察していました。ジャージのまま、ひざ上くらいまで海に突入して生物探しをする猛者も!!
ウニやナマコ、マダコ、アメフラシなどの動物のほか、ワカメやモズクなどの藻類も観察できました。生徒たちは見るのも聞くのも初めての生物も、周りにいる専門家の方たちに名前を教えてもらうことができました。また、住吉高校の生徒がセスジミノウミウシという珍しいウミウシをみつけ、参加者のみなさんに見てもらっていました。
最終的には観察会全体で200種類を超える生物が見つかったようで、参加生徒たちは磯の生物の多様性を実感し驚いているようで、充実した観察会になりました。 今後もこのような機会に生徒たちとともに参加し、様々な経験をしてもらいたいと思います。