9月11日(木)、午後より授業力向上研修を行いました。昨年に引き続き京都大学大学院の石井英真准教授にお越しいただきました。今年は「探究的手法を取り入れた授業実践」がテーマです。講演の前にこのテーマを意識した授業を見学していただきました。「情報Ⅰ」は表計算ソフトの基本的な操作の習得の後、クラスの部活動加入者の割合をグループでまとめる活動、家庭基礎では発展途上国の縫製工場で作られるファストファッションの現状を通して生産者、経営者、消費者の立場に立ってロールプレイ、理科では「ワクチン」という題材を使って調査をし、その内容をクロムブックを使ってペアで互いに発表するという活動をしていました。
それを受けて石井先生は授業の内容の振り返りをしつつ、「探究的手法を取り入れた授業実践」というタイトルで講演をしてくださいました。その中で、「3年間でどんな生徒に育ってほしいか」を教員同士で話し合い、発表してもらいました。
「授業を見学するなら教室のどの場所に行って何を見るか」「生徒が授業を受けて何を学んだか、何が残ったか」「活動に学びはあるか。「『今日は何の授業だった?』と聞かれたら生徒はどうこたえるか?」など、さまざまな問いを投げかけられました。
教員がこれからの授業を考えるうえで、多くの気づきがあったと思います。ご講演くださった石井英真先生に感謝申し上げます。