11月20日(木)5,6限に1,2年生対象に「職業人講演」を開催しました。社会で活躍する本校卒業生を招き、高校時代のエピソードや、現在のお仕事の話、そして後輩たちに向けての激励の言葉をいただきました。
まず、27期生の山岸正明さんです。京都府立医科大学 小児心臓血管外科 特任教授を勤めながら、各地で執刀していらっしゃいます。新しい技術を確立し、国内外で数多くの事例を発表しながら、これまで小児疾患のある子供たちを4000人以上救っていらっしゃいます。そのご活躍は、NHKの番組「プロフェッショナルー仕事の流儀ー」でも紹介されました。高校時代は工芸部に所属しておられたそうです。当時の住高の校舎の写真を紹介してくださいました。

そして心臓外科医という職業の大変さややりがいについてわかりやすく説明していただきました。3Dプリンターによる心臓の模型も持ってきていただきました。実物大で、内部の血管まで再現した非常に精巧なものです(進路指導室にあります)。


続いて34期生の林結花さんです。卒業後、イギリス在住時代にスペインを訪れ、アンダルシアの文化、特にカンテフラメンコに強く惹かれ、踊りを習い始められました。その後スペインに長期留学され、ダンスを習得。現在はスイスにお住まいで、フラメンコの公演だけでなく指導もなさっています。今回、ご家族と共にスイスからお越しくださいました。林さんは高校時代の苦手科目の克服の話や失敗談、そしてフラメンコへの情熱についてお話してくださいました。そして、実際フラメンコも踊ってくださいました。



最後にお二人から後輩へのメッセージをいただきました。「住高生としての誇りを持ってこれからの人生を歩んでほしい」「学力や能力を高めるとともに人間力を養ってほしい」「自分が変わりたいときに一歩進んでほしい。踏み出す勇気を持とう」
卒業後、文字通りグローバルな活躍をされている先輩のお話を聞くことができ、生徒たちも刺激になり、学ぶところも多かったと思います。山岸さん、林さん、おいそがしいところありがとうございました。


