読書のすすめ(9月 その2)

20240920日 (金)

残暑が厳しいですが、今週末は少し暑さも和らぐようです(そう願いたいです)。さて、校長より9月2回めとなるおすすめ本の紹介です。

この本は女性皇族として初の博士号を取得された彬子女王の留学体験記です。生まれて初めて一人で街を歩いたのがオックスフォードだったという彬子女王が博士号を取得されたのは10年以上前で、体験記も2014年に出版されたようですが、このたび新たに文庫本で出版されるやベストセラーとなりました。それぞれの章のタイトルが四字熟語で、「一期一会」「前途多難」などはわかりますが、「奇貨可居」「五角六張」など、初めて知る熟語もありました。私事ですが、20年ほど前に「一念発起」して修士課程取得のために英語で論文を書いたことを思い出しました。論文を書くとなると、何冊も専門書を読み、仲間や教授と討論し、何度もやり取りをし、締め切りに追われ、本当に大変です。彬子女王も胃炎を患うほど苦労して論文執筆されたそうです。家族のように支えてくれた人たちや旅先でのトラブルなど、その他のエピソードもとても楽しく読めて、元気をもらいました。もちろん、本校図書館にありますので、勉強に疲れたら是非どうぞ。

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