住吉高校にはノーベル賞を受賞された大先輩がおられます。下村修氏です。その下村さんが研究を続けられた研究課題に関連する総合科学科3年生の授業を紹介します。生物担当者からの報告です。
3年生の発展理数生物B(選択科目)で遺伝子組換え実験を行いました。大腸菌にプラスミドpGLOを取り込ませて、紫外線を当てると光る大腸菌を作成しました。この技術には本校の先輩である下村 修先生のノーベル賞受賞の「緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と応用」が深く関わっています。教科書にも載っている実験です。なかなか生徒実験をすることができませんでしたが、今回BIO-RAD社よりキットを購入することができたため実現しました。生徒たちは、数種類の寒天プレートの作成から、大腸菌の培養、遺伝子組換えと実験を進めてきました。
紫外線を当てると光る大腸菌を見ることができて、実験はおおむね成功しました。
大学では、この経験を生かして、研究してもらいたいと思います。
白衣を着て実験する様子は大学生、いや未来の科学者のようです。総科の生徒のみなさん、研究を深めていきましょう。