1月16日午後より、阿倍野区民センター大ホールで1、2年生対象【職業人講演】を開催しました。昨年に引き続き、本校を卒業後、各方面で活躍されている先輩をお招きして仕事とは、働くとは、また、仕事のやりがいなどさまざまなお話をお聴きしました。
最初の先輩は45期生の林律子氏です。林先輩は近畿大学農学研究科水産増殖学で修士号を取得後、水産飼料会社に就職、関西事業推進協食輸出協議会を立ち上げ、ジェネラルマネージャーとして近大マグロの輸出をアレンジ、現在株式会社AAO(エイエイオーと読みます)passionを設立、現在は代表取締役としてレストラン、民泊などの経営をしておられます。ずっと大阪在住の林先輩は「最初は魚を入れる箱を積む仕事ばかりをした。箱を積むために飼料会社に就職したわけではないが、誰よりもきれいに箱を積もうと頑張った。すると他の仕事も任されるようになった」とのことでした。小学校のころから社長になると言う夢を持っていたという林さん。つらいことがあってもそれを乗り越えることが楽しみでありやりがいにつながったそうです。パワーあふれる、楽しいお話でした。
もうお一人は有馬誠氏。27期生です。有馬さんは京都大学を卒業後、クラボウ、リクルート、ヤフージャパン、株式会社「アイアム」設立、グーグル日本法人社長、楽天グループ執行役員、Metaverse Japan 顧問と数々の役職を歴任され、「インターネット広告の父」として知られています。一昨年の住高100周年記念事業の一環として行われたホームカミングデイでも講師としてお話をしてくださいました。著書「ギャップはチャンスだ!」も寄贈してくださいました。
「とにかくいろんなことを試してみよう。仕事を楽しむようにしよう。」とお話を聞いているだけで生徒だけでなく教員も前向きに、元気が出てくるようでした。最後は舞台から写真を撮ってくださいました。
どちらの先輩も今までつらいことやご苦労もあったでしょうが、それを乗り越えるパワーとポジティブに考える姿勢を感じました。また、経営者として責任のある地位におられる人ほど気さくで明るく、一緒にいるとこちらまで元気をもらえるのだと思いました。林様、有馬様、ご多用のところ後輩のために貴重なお話を本当にありがとうございました。