夏の読書のすすめ②

20260716日 (木)

夏休みを控え、図書室で本を借りる人もいると思います。そこで、再び校長より読書のすすめをします。本屋大賞2026に入賞した本を中心に紹介します。もちろん全て図書室にあります。

「ありか」「掬えば手には」(主人公を応援したくなる、優しい物語。「そしてバトンは渡された」の瀬尾まいこさんの作品)

 

「PRIZE」

とにかく直木賞が欲しい人気作家と彼女を慕う担当編集者、そしてその家族やそれを取り巻く出版業者。この本の作者は実際直木賞を受賞しています。実際の文学賞や作家の名前が出てくるので、フィクションでありながら本を書く、編集する、出版する、売る、という出版業界の内情が垣間見えるようです。

 

「殺し屋の営業術」

辣腕営業マンの主人公はアポイント先の家で刺殺体を発見。どん底の状況の中、ひょんなことから営業を請け負った相手は殺し屋だった。どこからこんな発想が出てくるのか、作者の繰り出す奇想天外なストーリーに引き込まれ、一気に読んでしまいます。過激なミステリー小説。

 

「エピクロスの処方箋」「スピノザの診察室」

穏やかで、心癒される本ならこちら。「エピクロス」で本屋大賞に入賞しましたが、その前に「スピノザ」を読みましょう。「エピクロス」はその続編です。京都の病院に勤める医師とその同僚、患者、家族の物語。作者は現役の医師です。医学界の内情を垣間見ながら、主人公の人柄に癒されます。京都の有名なお寺や和菓子の名前も出てきます。

 

「汝、星のごとく」「星を編む」

「汝、星のごとく」は映画化され、続編として「星を編む」が出版されました。高校生の時に出会った二人とその家族、恩師。何十年にもわたり紡がれる物語。「正しい」とは。「よい」とは。自分の道を歩む。美しく、はかない関係。

 

「インザメガチャーチ」

「信じることは救いか、絶望か。」あるアイドルを推す女性会社員と、アイドルを売り出そうと話を持ち掛けられた中年男性、そして将来に悩む大学生。SNSなどでつながる関係、それを信じて現実の行動に走る人。読んでいてSNSホラー小説、と思ってしまった。3年生のSUKIPROⅢでSNSを題材にディベートをしましたね。今の時代だからこそ書けた小説。

 

 

 

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