本校では、教科の枠を越えて学びを深める「教科横断型授業」に取り組んでいます。今回、2年生の「コミュニケーション英語」の読解授業に国語科の教員も参加し、日本の伝統文化である「百人一首」を題材に、英語と国語の両面から作品を読み解く授業を行いました。
英語の授業では、「百人一首」全100首を英訳したピーター・マクミラン氏の半生を読み進めています。その中で、マクミラン氏が「最も翻訳が困難で、技巧にすぐれ、とびぬけて複雑」と評した小野小町の「花の色はうつりにけりな いたづらに……」の歌を取り上げ、日本語と英語の表現を比較しました。
最初に国語科の教員から、和歌に用いられる掛詞などの表現技法について解説し、その後、英語科の教員から、こうした日本語独特の技巧が英語訳の中でどのように表現されているのかを解説しました。
生徒たちは、一つの和歌を日本語だけでなく英語からも捉えることで、言葉の持つ奥深さや、文化の違いを越えて思いを伝える「翻訳」の難しさと面白さを実感しました。

このような教科横断型の学びを通して、生徒たちが一つの物事を多角的に捉え、言葉や文化への興味をさらに広げていくことをめざしています。


