続・秋の読書週間

20231106日 (月)

11月6日(月)雨模様です。本日より3日間、保護者懇談となっています。明日、明後日と4限に1,2年生の授業見学も行っています。保護者の皆様にはおいそがしいところご来校くださり、感謝申し上げます。

秋の読書週間も終盤です。毎月の図書だよりで生徒が本を紹介してくれています。図書館の入り口に掲示していますので生徒の皆さんは是非見てください。校長からは、第2弾として本を紹介します。

水墨画家である作者が書いた本です。一つは水墨画家の話(映画化されました)でもう一つは視能訓練士の話です(妹さんが視能訓練士だそうです)。どちらも単にその仕事の話だけではなく、心温まる話でした。

とてもパワフルなお母さんの話。一つはフィクション(アニメ化されました)。もう一つは「テルマエ・ロマエ」の作者である山﨑マリさんのお母さんの話。

やっぱり読んでほしいので勧めます。「あんな偉い人でも、なんだ自分と同じじゃないかということを感じ取ってほしい」と言う気持ちから、細胞学者にして歌人の永田和宏氏が、各界の著名人たちから「天才の原点」を引き出しています。講演と対談集なので、とても読みやすい。興味がある章だけでもいい。在学中にぜひ読んでほしい本です。

最後に、宮部みゆきさんの読書に誘う文章です。「皆さんが活字で表現された物語に触れるとき、その本のうしろには、数え切れないほどの書き手たちが延々と書き継いできた「人間というこの複雑な生き物」への敬意と哀惜、共感と愛情、怒りと傷心―――ありとあらゆる感情が堆積されてできあがった、広大な世界が存在しているのです。どうか、ただの紙束に印刷された活字の列から「世界」が立ち上がる瞬間を、皆さんの柔らかい心で感じ取っていただけますように。」(宮部みゆき「はじめての文学シリーズ」より抜粋)パージをめくると本当に世界が立ち上がります。その世界を体験してください。

 

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