11月25日に大阪健康安全基盤研究所にて研修を実施しました。「アニサキス」をテーマにしている総合科学科2年3人で参加しました。このテーマは食中毒の45%を占めるアニサキスを安全に駆除する方法を探究しています。しかし、生徒たちはサバ・アジ・サンマ・サケなど魚種を変えて解剖してもなかなか見つけることができませんでした。当日は、スライドを用いてアニサキスの概要や魚種ごとに寄生しているアニサキスが異なること、また日本における海洋ごとに得られるアニサキスの虫種の違いなどの講義を受けました。
次にサワラとサンマから実際に解剖してアニサキスを得る実験をさせていただきました。生徒たちは自分で実験した時と違い、魚の体長や重さを測り解剖することや、薄く広げてアニサキスを探す方法などを教えていただきました。サワラからは発見できませんでしたが、サンマ4匹からは6虫体を見つけることができました。
研究所の皆様、本当に有意義な体験をありがとうございました。この経験をいかして、探究が深化していくことを期待しています。